佐渡 — 金と能の島
世界文化遺産の金銀山、篝火の下で舞われる能、坑道の赤土から生まれた器 — 佐渡に残された三つの遺産をたどる2泊3日
GOLD AND FIRELIGHT
金と篝火 — 島に残されたもの
佐渡の金は、島には残らなかった。船で江戸へ運ばれ、幕府の財政になった。
残ったのは、能である。
初代金山奉行の大久保長安は、武田信玄に仕えた猿楽師・大蔵治部大夫の末子だった。長安は能楽師の一団を連れて島に渡り、相川に春日神社を建てて能を奉納した。奉行所は能を武士のたしなみとして奨励し、やがて島の有力者が、そして集落そのものが能を抱えた。本間家が宝生流を、遠藤家が観世流を開き、両座が競い合ったという。
最盛期、島には200の能舞台があったとされる。今も30以上が残る。多くは神社の境内にあり、屋根の下ではなく、篝火の下で舞われる。
もうひとつ、残ったものがある。坑道から出る赤い土だ。酸化鉄を多く含むそれは「無名異」と呼ばれ、もとは止血に用いる漢方薬の名だった。江戸後期、相川の伊藤家がこれを陶土に用いる。金を掘った跡から出た土が、器になった。
佐渡には「舞い倒す」という言葉がある。能に入れ込んで身上をつぶす、という意味である。
金は運び出された。島に残ったのは、その熱のほうだ。
季節による振り替え
ドンデン高原は4月下旬〜11月中旬。高原へ上がる大佐渡スカイラインとドンデン線が県により冬季閉鎖される期間は、尖閣湾揚島遊園または妙宣寺五重塔(文政8年建立・国指定重要文化財・新潟県内唯一の五重塔)へ振り替えます。
演能は4月から10月。公演のない時期は椎崎諏訪神社能舞台の見学に振り替え、夕食はホテルにてごゆっくりお召し上がりいただきます。
追加可能オプション
通年
- 佐渡奉行所・京町通りの見学
- 北沢浮遊選鉱場跡のライトアップ(ホテルより夜のご案内)
- 相川の無名異焼窯元めぐり
- 妙宣寺 五重塔
- 宿根木集落の散策と公開民家の見学
- 金箔貼り体験
- 新潟駅・新潟空港からのハイヤー送迎
時期限定
- 矢島・経島でのたらい舟乗船(4月〜10月)
- 史跡佐渡金山「山師ツアー」— 1647年完成の大切山坑を巡る(4月〜11月・所要約70分・要予約)
- 尖閣湾揚島遊園と海中透視船(12月〜2月は土日祝のみ営業)
- ドンデン高原ロッジでの昼食(4月中旬〜11月上旬)
※本ツアー料金にはお食事、追加オプション料金は含まれていませんので、あらかじめご了承くださいませ
※演能の鑑賞をご希望の場合は、公演日程に合わせて日程を調整いたします。公演は4月から10月に行われます。