高松 — 石が結んだ島の近代
Setouchi Art&Architecture
高松 — 石が結んだ島の近代
イサム・ノグチ、丹下健三、谷口吉生 — 庵治石の産地・高松で、石と光をめぐる近代建築と現代美術を一日でたどる旅。
- 日数: 8時間(9:30開始)
- 料金: お問い合わせ
- 出発地: 高松市内ホテル発着
旅の概要
瀬戸内海は、日本の建築家や彫刻家たちが幾度となく向き合い、その風景と対話を重ねてきた場所です。穏やかな海と大小の島々が織りなすこの土地では、建築も芸術も自然を主張することはありません。光、風、石、そして時間の流れに静かに寄り添いながら、この土地ならではの美しさを映し出しています。
本旅では、瀬戸内の風景に息づく日本を代表する建築家・芸術家たちの作品を、一日かけて巡ります。まずは、世界的彫刻家 イサム・ノグチ が約20年にわたり創作を続けた イサム・ノグチ庭園美術館へ。庵治石の産地・牟礼の石切場に隣接するアトリエには、制作当時の空気が今も静かに残されています。
続いて訪れる 栗林公園 は、百年以上の歳月をかけて完成した日本屈指の大名庭園。四季折々の景色と、掬月亭から望む庭園美が、日本庭園の真髄を伝えます。午後は、建築家 谷口吉生 設計の 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館へ。自然光を巧みに取り込んだ静謐な空間の中で、猪熊弦一郎の作品と世界の現代美術をご鑑賞いただきます。
旅の締めくくりは、建築家 丹下健三 の代表作として知られる 香川県庁舎東館。戦後日本建築を象徴するこの建築は、伝統的な日本建築の精神とモダニズムを融合させた名作として、今なお世界中の建築家に影響を与え続けています。
ルート:高松市内ホテル → イサム・ノグチ庭園美術館 → 栗林公園(掬月亭) → 昼食 → 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 → 香川県庁舎東館 → 高松市内ホテル
ハイライト
- イサム・ノグチ庭園美術館 — 1969年、ノグチは庵治石の産地・牟礼にアトリエを構え、以後20年をニューヨークとの往復のなかで制作に費やし、1999年に美術館として開館。展示蔵、石壁のアトリエ、住居、庭園が一体で保たれています。
- 栗林公園 — 百年を要した大名庭園 — 1642年に高松を治めた初代藩主・松平頼重に始まり、100年以上を経た1745年、5代頼恭の代に完成した庭。6つの池と13の築山を紫雲山の借景に配し、四国で唯一の特別名勝に指定されています。
- 掬月亭 — 藩主が愛した南湖の茶室 — 南湖に面して建つ江戸時代初期の数寄屋造りの建物。歴代藩主が愛したと伝わり、現在は抹茶や煎茶をいただくことができます。四方に開かれた座敷からは、水面と松林が一枚の絵のように広がります。
- 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 — 1991年11月、JR丸亀駅前に開館。設計は谷口吉生。猪熊弦一郎本人から寄贈された約2万点を所蔵し、正面のゲートプラザには巨大な壁画《創造の広場》が掲げられています。
- 戦後モダニズムの到達点 — 丹下健三の設計により1958年竣工。2022年、「香川県庁舎旧本館及び東館」として国の重要文化財に指定されました。戦後の現役庁舎としては全国初の指定です。1階ロビーには猪熊弦一郎の壁画《和敬清寂》。
- NAGARE STUDIO (オプション) — 彫刻家・流政之が晩年まで暮らした住居兼アトリエ。約2万㎡の敷地に約150点が並び、煉瓦の建物は流が生涯で唯一設計した建築です。2019年より美術館として公開されています。
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