琵琶湖と天台 二つの聖地をめぐる旅
Mount Hiei & Mii-dera
琵琶湖と天台 二つの聖地をめぐる旅
比叡山と三井寺。千年の祈りが息づく二つの聖地を巡り、通常は非公開の国宝を見学・光浄院客殿で、特別な茶の湯をご体験いただきます。
TWO MOUNTAINS, ONE LAKE
二つの山、ひとつの湖 — 琵琶湖を挟んだ天台の千年
琵琶湖は、ひとつの湖でありながら、二つの天台を映している。
東の比叡山に延暦寺。西の長等山に三井寺。源流はひとつだった。788年、最澄がこの山に登り、天台の教えを開いた。やがて法然も親鸞も、栄西も道元も日蓮も、後に独立した宗派を立てる僧たちが、みなこの一つの山で学んだ。比叡は「日本仏教の母山」と呼ばれる。
分岐は、最澄の跡を継いだ円珍の代に始まった。円珍の流れを汲む一門は、やがて山を下り、湖畔の三井寺に拠った。山に留まった延暦寺を「山門」、湖に移った三井寺を「寺門」と呼ぶ。同じ祖を戴きながら、二つの寺は別の道を歩み、歴史のなかで幾度も対立した。三井寺は焼かれ、また建ち、焼かれ、また建った。「不死鳥の寺」という名は、その繰り返しのなかで生まれている。
それでも湖は変わらず両岸を照らしてきた。朝、比叡の杉木立を抜けて湖を見下ろすとき、午後、三井寺の国宝・光浄院の広縁から庭の池を眺めるとき——水は同じ光を返す。1601年に建てられたその客殿の広縁は、軒を支える柱をあえて一本だけに抑え、室内と庭を、ひとつの景色へと開いている。建築が湖の論理を真似たかのように。
山門と寺門。千年の分岐も、一日の旅のなかでは、ひとつの湖面に収まっている。
追加可能オプション
- 座禅(止観)または仏教儀礼体験(要予約)
- 山伏体験(約6時間)
- 琵琶湖プライベートクルーズ
- 湖畔の高級旅館での宿泊
- 寺院・湖畔でのプロフォトセッション
勧学院・光浄院の特別拝観は事前申込制で、4名様以上・寺院の法要日を除く運用となります。茶席は寺院の承認を前提とした特別手配です。本ツアー料金にはお食事、追加オプション料金は含まれておりませんので、あらかじめご了承くださいませ。