宮島 — 火と潮が出会う西日本

平和の都市・広島と、海上に社殿が浮かぶ聖なる島・宮島を一日でめぐるプライベート旅。

  • 日数: 9時間(9:00開始)
  • 料金: お問い合わせ
  • 出発地: 岡山市内ホテル発着(広島発着も可)

旅の概要

西日本の歴史・文化・信仰をたどる一日。平和都市・広島と、海に浮かぶ社殿で知られる世界遺産・宮島。ひとつの地域を象徴する二つの場所を巡りながら、日本人が受け継いできた祈りと美意識に触れます。

 

岡山から新幹線グリーン車でわずか約35分。旅は広島から始まります。まずは平和記念公園と原爆ドームを訪れ、世界が共有する「平和への願い」に思いを馳せます。その後、江戸時代初期に築かれた大名庭園・縮景園へ。山や川、湖を凝縮したような美しい景観のなかで、日本庭園が育んできた自然観と美意識を感じていただきます。

 

昼食後は、瀬戸内海に浮かぶ神の島・宮島へ。フェリーが近づくにつれ、海上に立つ朱塗りの大鳥居が姿を現し、神聖な空気が旅人を包み込みます。1400年以上の歴史を誇る厳島神社は、潮の満ち引きとともに表情を変え、古来より人々の信仰を集めてきました。

 

さらにロープウェーで弥山へと登れば、瀬戸内海に点在する島々を一望する絶景が広がります。弘法大師ゆかりの霊峰として知られる弥山は、島全体が信仰の対象とされてきた宮島の精神的中心地でもあります。

 

最後は表参道を散策し、老舗の店々や名物グルメ、伝統工芸に触れながら宮島の風情をお楽しみください。

 

ルート: 岡山駅 → 広島 → 平和記念公園・原爆ドーム → 縮景園 → 昼食 → 宮島 → 厳島神社 → 弥山ロープウェー  → 表参道 → 岡山駅

ハイライト

  1. 広島平和記念公園 — 祈りの始まる場所 — 原爆投下後の惨禍を今に伝える記念公園。中心に立つ原爆ドームは、爆心地付近で当時の姿を残す唯一の建造物。1996年、世界遺産に登録されました。
  2. 原爆ドーム — 時を止めた記憶 — 1915年竣工、チェコ人建築家ヤン・レツル設計。1945年8月6日の被爆の痕跡を今に伝える世界遺産であり、再建ではなく保存が選ばれた平和の象徴です。
  3. 縮景園 — 海を映す大名庭園 — 1620年、広島藩主・浅野長晟の命により、茶人・上田宗箇が作庭。瀬戸内の島景を池泉に写した回遊式庭園で、橋・茶亭・築山が江戸の美意識を今に伝えます。
  4. 厳島神社 — 海上に立つ世界遺産 — 6世紀に起源を持ち、1168年に現在の海上社殿へ。満潮時には朱塗りの社殿が海に浮かび、干潮時には大鳥居の足元まで歩み寄れる、潮が変える二つの景観を備えます。
  5. 弥山 — 古来信仰を集めてきた標高535mの聖なる山。ロープウェーで上る展望台からは、瀬戸内の島々と内海が一望でき、晴天の日には数十キロ先まで視界が広がります。
  6. 大聖院 — 千年を超える真言の寺 — 伝承では806年、空海(弘法大師)が開いた宮島最古級の真言宗寺院。石仏、摩尼車、苔むした石段と参道が、中世の祈りの気配を静かに今に残します。

日程

Day 1 — 平和と祈りをたどる旅

  • 9:00 岡山発・新幹線グリーン車
    専属ドライバーの車でホテルから岡山駅へ。ホームまでご案内し、グリーン車で広島へ。約35分、旧備前の城下町から平和の都市へと景色が移ります。
  • 10:00 平和記念公園・原爆ドーム
    広島駅で専属車に乗り換え、公園へ。専属ガイドが街の被災と復興の歩みをご案内します。フェンス越しに原爆ドームを間近にご覧いただきます。
  • 11:30 縮景園
    池のほとりを巡りながら、瀬戸内の島々を写した築山や茶亭をご覧いただきます。被爆を生き延びた古木が、庭の歴史をいまに伝えています。
  • 12:30 昼食
    瀬戸内の名店で昼食を。広島の牡蠣、季節の懐石、瀬戸内の魚介、上質な和牛など、ご希望に応じてご用意いたします。
  • 14:00 宮島へ・大鳥居
    プライベートボートで厳島神社へ。海上から朱の大鳥居に間近に迫り、混雑を避けてご覧いただきます。
  • 14:30 厳島神社
    海に建つ社殿を回廊伝いに巡ります。潮位によって変わる景色を、専属ガイドが平清盛の時代の背景とともにご案内します。
  • 15:30 弥山ロープウェー
    ロープウェーで聖峰・弥山へ。展望台から瀬戸内の島々と内海を見渡します。晴れた日には視界が数十キロ先まで開けます。
  • 16:30 表参道商店街
    帰路の前に、伝統の商店街を散策。もみじ饅頭や焼き牡蠣、瀬戸内の工芸品など、島の名物をお楽しみいただけます。
  • 18:00 岡山へ帰着
    広島駅から新幹線グリーン車で岡山へ。岡山駅で専属ドライバーがお迎えし、ホテルまでお送りします。

BETWEEN FIRE AND TIDE

火と潮のあいだ — 広島が抱える二つの時間

広島には、二つの時間が流れている。

ひとつは、1945年8月6日午前8時15分で止まった時間。原爆ドームは、その一瞬を今も保ち続けている。再建されることなく、崩れたままの姿で。人はふつう、傷を覆い隠そうとする。けれどこの街は、傷をそのまま残すことを選んだ。忘れないために。

もうひとつは、千年をかけてゆっくりと満ち引きする時間。瀬戸内の潮は、一日に二度、宮島の大鳥居の足元を満たし、また引いていく。1168年、平清盛が海の上に社殿を築いてから、潮は変わらず同じ律動を繰り返してきた。満ちれば社殿は海に浮かび、引けば人は鳥居の真下に立つ。

縮景園の池にも、海の水が混じる。大名が島景を写したこの庭は、原爆の熱で焼かれ、また甦った。被爆したイチョウは、翌春に芽吹いたという。止まった時間と、巡る時間。広島は、その両方を同じ風景のなかに抱えている。

弥山の頂から内海を見渡すとき、足元に広がるのは、焼かれた街と、変わらぬ潮と、千年の祈りである。広島を旅するとは、この二つの時間のあいだを歩くことに他ならない。火の記憶と、潮の律動。そのあいだに、この街は静かに立っている。

追加可能オプション

 

  • 宮島周遊プライベートボートクルーズ(海上から大鳥居を望む)
  • 広島産牡蠣の特別賞味体験(日本酒のペアリングとともに)
  • 広島湾上空ヘリコプター遊覧
  • 宮島の名旅館でのご宿泊(懐石と大鳥居の眺望)
  • 瀬戸内の季節食材による広島ガストロノミー体験

実用情報

開始時刻/所要時間
9:00/9時間
料金に含まれるもの
・専属ドライバー付き車両
・専属ガイドの同行
・新幹線グリーン車(往復)
・入場料

※本ツアー料金にはお食事、追加オプション料金は含まれておりませんので、あらかじめご了承くださいませ。