神 勝 寺 禅と庭のミュージアム
Fukuyama Art Journey
神 勝 寺 禅と庭のミュージアム
禅の精神が宿る庭園と歴史的建造物、そして現代建築。時代を超えた美が同じ静けさのなかに共存する、特別な一日を巡ります。
- 日数: 9時間(9:00開始)
- 料金: お問い合わせ
- 出発地: 岡山市内ホテル発着
旅の概要
広島県福山市の山あいに佇む神勝寺は、東京ドーム約5個分という広大な境内を有する禅寺です。1965年、常石造船の創業者・神原秀夫によって海難事故の犠牲者を弔うために創建され、半世紀を経た2016年、「禅と庭のミュージアム」として新たな歩みを始めました。以来、祈りの場であると同時に、日本文化と現代芸術が響き合う唯一無二の空間として国内外から注目を集めています。
この旅では、一つの寺院のなかに凝縮された日本の美意識を辿ります。境内には、三代にわたり作庭を手掛けた中根家による庭園が点在し、四季折々の自然と禅の思想を映し出します。建築家・藤森照信による《松堂》は、自然素材と独創的な造形によって静かな存在感を放ち、現代アートユニットSANDWICHと名和晃平が手掛けた《洸庭》では、水・光・音が織りなす没入的な空間が訪れる人を包み込みます。
さらに、数寄屋建築の第一人者・中村昌生が古絵図をもとに再現した表千家の茶室では、茶の湯が育んできた日本の精神文化に触れることができます。禅寺でありながら、庭園、建築、茶室、現代アートがひとつの風景として共存する神勝寺。その静寂のなかを歩く時間は、日本人が長い年月をかけて育んできた「余白の美」と「心の豊かさ」を体感する特別なひとときとなるでしょう。
ルート:岡山市内ホテル → 神勝寺 禅と庭のミュージアム → 賞心庭 → 洸庭 → 五観堂(昼食) → 秀路軒(茶の体験) → 無明院・庭園 → 岡山市内ホテル
ハイライト
- 神勝寺 禅と庭のミュージアム — 1965年、常石造船社長・神原秀夫が創建した臨済宗建仁寺派の禅寺。約7万坪の境内に歴史的建造物と現代建築が点在し、座禅・写経・墨跡・現代アートを一日かけて巡れる回遊式のミュージアムです。
- 洸庭(Kohtei) — 石の海に浮かぶ舟 — 彫刻家・名和晃平とSANDWICHが手がけた、こけら葺きの舟形パビリオン。錆石を敷いた庭の上に浮かぶように建ち、内部は闇のなか水面の波紋に光が揺れるインスタレーション空間になっています。
- 松堂 — 屋根に松が育つ建築 — 建築史家・藤森照信が設計した寺務所棟(2014年完成)。瀬戸内の象徴・赤松を屋根の上に植え、粗削りの赤松の梁と柱が支えます。様式を知り尽くした上で様式に縛られない、有機的な現代建築です。
- 賞心庭 — 心字池をめぐる回遊庭 — 中根史郎・行宏が作庭した池泉回遊式庭園。「心」の字をかたどった心字池を中心に据えます。京都・光悦寺垣を参考にし、竹穂を編み込んだ独自意匠の「神勝寺垣」も見どころです。
- 無明院庭園 — 三庭からなる枯山水 — 足立美術館庭園で知られる中根金作による大規模な枯山水。「無明の庭」「阿弥陀三尊の庭」「羅漢の庭」の三庭が本堂を囲みます。荘厳堂には白隠禅師の禅画・墨蹟約200点を収蔵します。
- 秀路軒 — 表千家茶室の再現 — 茶室研究家・中村昌生が、1788年の天明の大火で焼失した表千家の残月亭・不審菴を古絵図から再現した茶室。露地庭は中根金作が手がけ、抹茶と季節の和菓子で茶の湯の世界に触れられます。
続きは VIP ACCESS で
日ごとの行程・時間割・訪れる店や工房のご案内は、VIP ACCESS の会員の方にご覧いただけます。