能登 — 海と工芸をたどる日本海の一日
能登半島を巡る一日。千里浜、白米千枚田、輪島朝市、漆の工房を訪ねながら、海と工芸が育んだ能登の文化に触れます
- 日数: 10時間(8:30開始)
- 料金: お問い合わせ
- 出発地: 金沢市内ホテル発着
旅の概要
能登半島は、日本海に約100km突き出した、海とともに生きる土地です。漁村の暮らし、千年続く朝市、五百年受け継がれてきた漆の技、そして里山里海の風景が、今もこの地の日常に息づいています。
千里浜の砂浜を走り、海へと続く白米千枚田を眺め、再び賑わいを取り戻しつつある輪島朝市を訪ね、漆の工房で能登のものづくりに触れる旅。復興へ歩み続ける能登の「今」に出会い、この土地ならではの風景と人々の営みを感じていただきます。
ルート:金沢市内ホテル → 千里浜なぎさドライブウェイ → のと里山海道 → 輪島朝市(仮設会場) → 輪島塗の工房 → 日本海の海鮮ランチ → 白米千枚田 → 和倉温泉 → 金沢市内ホテル
※奥能登の一部道路・施設は復興途上のため、当日の状況により行程を調整する場合がございます。
ハイライト
- 千里浜なぎさドライブウェイ — — 波打ち際を走る砂の道。全長約8km、車で砂浜を走行できる日本で唯一の海岸。鉄分を含む細かな砂が海水で締まり、車もバスも通行できます。潮位次第で通行が制限される、自然のままの道です。
- のと里山海道 — 海と里をつなぐ道 — 能登半島を南北に貫く無料の自動車専用道。海岸線と里山の風景を続けて望む北陸有数のドライブルートで、地震被害から復旧し、金沢から輪島まで車で約2時間を結びます。
- 輪島朝市 — 千年続く朝の市 — 起源は11世紀、日本三大朝市のひとつ。2024年の地震と火災で朝市通りは焼失しましたが、出店者は仮設会場で営業を再開。海産物や工芸品を商う声が、いまも町に戻っています。
- 輪島塗 — 五百年を重ねる漆の技 — 輪島は日本を代表する漆器の産地。木地づくりから漆の塗り重ね、研ぎ、沈金・蒔絵まで、500年以上磨かれてきた技です。被災を経て、工房は一つずつ制作を再開しています。
- 白米千枚田 — 海へ下る1,004枚の棚田 — 日本海へ階段状に連なる1,004枚の小さな田。地震で約8割に亀裂が入りましたが、住民の手で復旧が進み、田植えも再開。季節ごとに水鏡、青田、黄金、冬の灯りが現れます。
- 和倉温泉 — 1,200年の海辺の湯 — 七尾湾に面する歴史ある温泉地。地震で全旅館が休館しましたが、再開する宿が増えつつあります。湯の歴史と海辺の町並みが、復興とともに静かに息を吹き返しています。
日程
Day 1 — A Day in Noto — 海沿いをたどる再生の一日
砂の道から、海へ下る棚田へ
- 8:30 金沢のホテル出発
専属ドライバーの車で北へ。市街を抜けると、まもなく日本海の気配が近づきます。ガイドが今日の能登の道のり — 海岸線、復興の現況、季節の海の幸 — をご案内します。 - 9:15 千里浜なぎさドライブウェイ
タイヤが砂を踏み、波打ち際を走ります。窓を開ければ潮の風。車を停めて波際を歩き、貝を探すこともできます(潮位により通行できない場合があります)。 - 10:00 のと里山海道を北へ
海と里山の風景が交互に広がる、能登ならではのドライブをお楽しみください。途中、道の駅に立ち寄りながら、この土地の特産品や暮らしに触れていただきます。 - 11:20 輪島朝市(仮設会場)
焼失した朝市通りに代わり、仮設会場で営業を続ける出店者を訪ねます。干物や海藻、地の品を商う売り手と言葉を交わしながら、千年の市の今を歩いてご覧いただきます。 - 12:00 輪島塗の工房
木地づくりから漆を塗り重ね、研ぎ上げ、沈金で文様を刻むまで。再開した工房で、職人の手元と道具をご覧いただきます。一つの器が仕上がるまでの長い時間を、間近で感じられます。 - 13:00 日本海の海鮮ランチ
その季節にいちばんの魚を。寒ブリ、加能ガニ、甘えび、ノドグロなど、漁の状況に応じた地の味を堪能。 - 14:30 白米千枚田
海へ向かって階段状に下る千四百の田。復旧の進む棚田を、展望台から、また畦のあいだを歩いてご覧いただきます。季節により水鏡、青田、黄金の稲、冬の灯りが広がります。 - 16:30 和倉温泉
七尾湾に抱かれた和倉温泉へ。海風を感じながら温泉街を歩き、足湯で旅の疲れを癒します。穏やかな湾の景色とともに、海とともに生きる能登ならではのゆったりとした時間をお過ごしください。
その後、和倉温泉を後にして金沢へ。七尾湾や能登の海辺の風景を眺めながら、約1時間15分のドライブでホテルへ戻ります。 - 18:30 金沢のホテル
金沢のホテルへ戻ります。
WHAT THE SEA RETURNS
海が返すもの — 能登、再生の海辺で
能登では、ものは海から来る。寒の鰤、加能のかに、漆の下に沈む金。千年のあいだ、朝の市に運ばれてきたものたちだ。
2024年の元日、その海辺が大きく揺れた。朝市の通りは焼け、棚田は割れ、湯の宿は灯を落とした。
それでも、田には水が戻り、千四百の小さな鏡がふたたび空を映す。仮設のテントの下で、売り手の声が立つ。漆の工房では、研ぎの音が静かに続いている。
能登は、奪われたものを数えるより、戻ってくるものを待つ土地だ。海が返すものを、もう一度、自分の景色に変えていく。
その途上に立ち会うこと。それが、いま能登を訪れる意味になる。
追加可能オプション
- 輪島塗・職人工房見学
- 能登ワイナリーでのテイスティング
- 日本海の海鮮ダイニング
- 能登の酒蔵見学と利き酒
- 海女文化の体験
- 能登海岸のプライベートクルーズ
- 和倉温泉での旅館宿泊延長
- 能登半島のヘリコプター遊覧
- 輪島キリコ会館の見学
実用情報
- 開始時刻/所要時間
- 8:30/10時間
- 料金に含まれるもの
- ・専属ドライバー付き車両
・専属ガイドの同行
・入場料
※本ツアー料金にはお食事、追加オプション料金は含まれていませんので、あらかじめご了承くださいませ。