九州 — 武家と火山が育てた風景

活火山・桜島を望む仙巌園から、池田湖、開聞岳、そして「薩摩の小京都」知覧武家屋敷へ。歴史・自然・茶文化を巡る旅

  • 日数: 9時間(9:00開始)
  • 料金: お問い合わせ
  • 出発地: 鹿児島ホテル発着

旅の概要

南九州・薩摩半島は、活火山と古い武家の暮らし、そして日本有数の茶どころが重なり合う土地です。鹿児島を約700年にわたり治めた島津家の足跡と、火山がつくった湖、江戸期のまま残る武家屋敷の庭が、大都市から離れた場所に静かに息づいています。
 

本旅は、薩摩半島を北から南へと辿り、その風土と歴史、そして多彩な風景に出会う一日です。島津家の別邸・仙巌園に始まり、九州最大のカルデラ湖・池田湖、薩摩富士と呼ばれる開聞岳、そして「薩摩の小京都」知覧の武家屋敷へ。専属ガイドとともに、歴史・自然・茶の文化を一本の線で結びます。
 

ルート: 鹿児島市内ホテル → 仙巌園(磯庭園) → 池田湖 → 開聞岳を望む昼食 → 知覧武家屋敷庭園 → 知覧特攻平和会館 → 茶ばっけん丘・大野岳(茶畑) → 鹿児島市内ホテル

 

ハイライト

  1. 仙巌園(磯庭園) — 1658年、島津家19代・光久が造営した大名庭園。最大の特徴は、活火山・桜島と錦江湾をそのまま庭の借景とする雄大な構図にあります。島津家の歴史と、幕末から明治の近代化に薩摩が果たした役割を物語る、ユネスコ世界遺産の構成資産です。
  2. 池田湖 — 約5,700年前の火山活動で生まれた、周囲約15km・最大水深233mの九州最大のカルデラ湖。澄んだ水面の向こうに薩摩富士・開聞岳がそびえます。1978年の目撃で知られる謎の生物「イッシー」の伝説でも親しまれる、南薩を代表する湖です。
  3. 開聞岳 — 標高924m、薩摩半島の南端にほぼ完璧な円錐形でそびえる火山。その姿から「薩摩富士」と呼ばれ、池田湖、知覧の茶畑、海岸線など、本ツアーの随所で異なる表情を見せます。南九州の風景を象徴する一座です。
  4. 知覧武家屋敷庭園 — 約270年前の町並みが残る「薩摩の小京都」。約700mの石垣と生垣の通り沿いに、国の名勝に指定された七つの庭園が公開されています。六つが枯山水、一つが池泉式で、武家屋敷群そのものは重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
  5. 知覧特攻平和会館 — 旧知覧飛行場跡に建つ、第二次世界大戦末期の特攻隊員を記録する資料館。1,036名の若い隊員の遺品・遺書・写真を展示し、戦争を美化することなく、その人生と平和の意味を静かに伝えます。現代日本の複雑な歴史を理解する一助となる場所です。
  6. 知覧の茶畑 — 鹿児島は2024年に静岡を抜き、生産量で日本一の茶どころとなりました。なかでも南九州市は市町村単位で日本一。茶ばっけん丘や大野岳の展望台からは、緑の畝が連なる茶畑の向こうに開聞岳が立つ、この地ならではの絶景が広がります。

日程

Day 1 — 北の庭から南の茶畑へ、鹿児島を一日で

  • 9:00 鹿児島ホテル
    ガイドと合流後、専用車両で薩摩半島を南へと巡る旅へ。車中では、約700年にわたり南九州を治めた島津家の歴史、日本近代化の原動力となった薩摩の精神、そして豊かな自然と茶文化に育まれた鹿児島の魅力についてご紹介いたします。
  • 9:30 仙巌園
    桜島を正面に望む庭を、専属ガイドとともに歩きます。御殿の各部屋、ガス灯の実験に使われた鶴灯籠など、島津家の暮らしと近代化の痕跡をたどります。隣接する尚古集成館では、薩摩の産業の歩みもご覧いただけます。
  • 11:30 池田湖
    薩摩半島の田園を抜け、池田湖へ。湖畔から、青い水面の向こうに開聞岳を望みます。ガイドが、火山がこの湖をつくった経緯と、巨大ウナギやイッシー伝説の背景をご案内します。冬から早春には湖畔の菜の花が咲きます。
  • 13:00 昼食
    厳選したレストランで昼食を。ご希望に応じて、地元鹿児島の郷土料理、鹿児島黒毛和牛、旬の海の幸、ファーム・トゥ・テーブルなどからお選びいただけます。
  • 14:30 知覧武家屋敷庭園
    石垣と生垣に挟まれた約700mの通りを歩きます。公開される七つの庭を巡りながら、枯山水と池泉式の違い、背後の山を庭に引き込む手法、琉球交易が残した意匠の影響などを、ガイドが一つずつ解説します。
  • 15:30 知覧特攻平和会館
    旧飛行場跡の会館で、特攻隊員の遺書や写真と向き合います。展示は戦略よりも一人ひとりの人生に焦点を当てており、ガイドが歴史的背景を補いながら、近代日本の重い一章を静かにご案内します。
  • 16:45 茶ばっけん丘・大野岳
    鹿児島へ戻る前に、二つの茶畑の展望地へ。知覧の茶ばっけん丘では曲線を描く茶畑の先に開聞岳が立ち、標高466mの大野岳の展望台からは茶畑・池田湖・海までを360度に見渡せます。
  • 18:00 鹿児島ホテル
    熊本市内ホテルへ戻ります。

SATSUMA: A BORROWED LANDSCAPE

借りた景色 — 火がつくり、人が並べた薩摩

薩摩では、風景はいつも誰かに借りられている。
仙巌園の庭は、桜島と錦江湾をそのまま庭の一部にした。池田湖の水は、五千年前の噴火がうがった窪みに溜まっている。開聞岳は、池の向こうにも、茶畑の畝の先にも、同じ円錐で立ち続ける。
知覧では、武士が屋敷の庭に背後の山を引き込み、石と生垣で景色を仕立てた。火がつくった地形を、人が借り、並べ替えてきた土地。
最後に茶ばっけん丘へ。緑の畝の先に、また開聞岳が立っている。一日のあいだ、同じ山を何度も借りていたことに気づく。

追加可能オプション

 

  • 指宿の砂蒸し温泉
  • 指宿の高級旅館での宿泊
  • 茶畑でのプライベート茶体験
  • 鹿児島の本格焼酎テイスティング
  • 薩摩半島上空のヘリコプターフライト
  • 薩摩焼の窯元訪問
  • 鹿児島の黒豚farm訪問
  • 茶工場見学と知覧茶テイスティング

実用情報

開始時刻/所要時間
9:00/9時間
料金に含まれるもの
・専属ドライバー付き車両
・専属ガイドの同行
・入場料

※本ツアー料金にはお食事、追加オプション料金は含まれておりませんので、あらかじめご了承くださいませ。