宇治 — 茶と平安の余白を歩く一日
Uji — A Journey into Tea & Heian Elegance
宇治 — 茶と平安の余白を歩く一日
日本の茶文化が息づく宇治へ。平等院、宇治川、興聖寺を巡りながら、将軍家御用達の茶舗・上林で抹茶を味わい、茶の歴史と美意識に触れる旅
- 日数: 7時間(10:00開始)
- 料金: お問い合わせ
- 出発地: 京都市内ホテル発着
旅の概要
京都と奈良の間に位置する宇治は、日本の茶文化の中心地です。鎌倉期に茶の栽培が広まって以来、この地は最上級の宇治茶を育て続け、なかでも抹茶は時の権力者たちに愛されてきました。宇治川の流れ、平等院をはじめとする古刹、そして平安貴族の美意識の名残が、いまも町の空気のなかに息づいています。
京都中心部の賑わいとは対照的に、宇治には穏やかで静かな時間が流れています。
この旅では、茶の産地を歩きながら、老舗茶舗での抹茶体験、世界遺産・平等院、宇治川の風景、そして禅寺・興聖寺を巡り、宇治が育んできた茶の文化と美意識に触れていただきます。
ルート:京都市内ホテル → 宇治茶の郷 → 茶のアトリエ(上林) → 平等院 → 宇治川沿いの散策 → 興聖寺 → 茶と陶磁のブティック → 京都市内ホテル
ハイライト
- 宇治茶の郷 — 茶商の町並み — 鎌倉期以来、最上の茶を育ててきた宇治。茶問屋や茶寮、陶磁器店が軒を連ね、数百年の歴史を持つ老舗も残ります。日本の茶文化が育った町そのものを歩きます。
- 茶のアトリエ(上林) — 将軍家の御用茶 — 寛永年間、三代将軍家光が御用茶を命じた上林家。徳川将軍家に茶を納めた老舗で、抹茶の歴史と禅の文化、茶葉の栽培から仕上げまでを今に伝えています。
- 平等院 — 平安の鳳凰堂 — 1052年、藤原頼通が創建した世界遺産。翌年建立の鳳凰堂は10円硬貨の意匠で知られ、池に映るその姿は仏教の浄土を地上に表しています。平安貴族文化の精華です。
- 宇治川沿いの町並み — 川辺の老舗 — 古い茶屋、和菓子の名店、伝統的な橋が連なる宇治川沿い。春は川辺の桜、夏は水上の茶席が美しく、町の暮らしと茶の文化がそのまま続いています。
- 興聖寺 — 日本曹洞宗の祖跡 — 1233年に道元が開いた、日本最初の曹洞宗寺院の名を継ぐ寺。1645年に永井尚政が宇治に再興しました。約200mの参道「琴坂」は晩秋の紅葉で知られています。
- 茶と陶磁のブティック — 宇治の手仕事 — 玉露や抹茶を扱う茶寮、茶道具を並べる工房やギャラリー、和菓子の店。宇治の茶を支えてきた手仕事の現在を、ご希望に応じて訪ねます。
日程
Day 1 — 宇治 — 茶と寺院が息づく美の町
茶の郷から禅の寺へ
- 10:00 京都発
専属ドライバー付き車両で京都市内のホテルをご出発。宇治へ向かう車中で、ガイドが一日の流れと宇治茶の歴史をご案内します。 - 10:40 宇治茶の郷
茶問屋や陶磁器店が並ぶ旧い茶町を歩きます。店先に漂う焙じ茶の香りや、抹茶・煎茶・玉露の違いを、ガイドがその場でご説明します。 - 11:15 茶のアトリエ(上林)
将軍家御用達として知られる上林家での抹茶体験。
まずは伝統的な石臼を使って自ら碾茶を挽き、その後、茶の作法に従いながら一服の抹茶を点てていただきます。挽きたてならではの香りと味わいを通して、宇治茶の奥深い魅力をご堪能ください。
また、上林家のプライベートミュージアムでは、宇治を代表する茶の名家として受け継がれてきた歴史や、日本茶文化の歩みについてご紹介します。 - 12:00 平等院
池の対岸から鳳凰堂を眺め、10円硬貨にも描かれた美しい景観をお楽しみいただきます。
ガイドが平安時代の浄土信仰や、鳳凰堂に込められた建築美についてご案内いたします。
鳳凰堂内部の拝観は時間指定制となっており、当日の空き状況に応じてご案内いたします。 - 13:30 昼食
厳選したレストランにてご昼食をお楽しみいただきます。
ご希望に応じて、茶懐石を取り入れた会席料理、京の旬を味わう料理、川沿いの特別なお席、またはお茶とのペアリングをお手配いたします。 - 15:00 宇治川沿いの散策
川沿いの茶屋や和菓子店、伝統的な橋を巡りながら、ゆったりと歩きます。春は桜、夏は水上の茶席など、季節ごとの宇治川の表情を楽しめます。 - 15:45 興聖寺
紅葉の名所として知られる琴坂を上り、龍宮造りの山門をくぐります。日本最初の曹洞宗寺院の名を継ぐ静かな禅の寺で、庭と諸堂を巡ります。
ご希望に応じて、玉露を扱う茶寮、茶道具のギャラリー、和菓子の工房などにお立ち寄りいただけます。 - 17:00 京都ホテル
京都市内のホテルへお戻りいただきます。
STILL WATER
静水 — 宇治川に映るもの
宇治では、水がいちども急がない。
平等院の鳳凰堂は、池の面に同じ姿をもうひとつ持っている。建てられて千年、その逆さの堂は揺れながら、いちども消えなかった。
茶もまた水を待つ。石臼から落ちた抹茶の粉は、湯のなかでゆっくりとほどけ、緑になる。急げば濁る。
川向こうの興聖寺へ続く琴坂では、晩秋の楓が一枚ずつ落ちる。道元がこの国にもたらしたのは、坐ること——つまり、待つことだった。
将軍に茶を運んだ行列も、紅葉の散る速さも、硬貨のなかの堂も、宇治では同じ水面の上にある。持ち帰るのは景色ではなく、その遅さかもしれない。
追加可能オプション
- 茶道体験
- 上質な玉露のテイスティング
- 宇治丘陵の茶園訪問
- プライベート川クルーズ
- 着物の着付けと撮影
- ニンテンドーミュージアム(2024年開館)
- 黄檗宗大本山 萬福寺(2024年に3棟が国宝指定)
- 福寿園宇治茶工房 — 抹茶挽き体験
実用情報
- 開始時刻/所要時間
- 10:00/7時間
- 料金に含まれるもの
- ・専属ドライバー付き車両
・専属ガイドの同行
・入場料
※本ツアー料金にはお食事、追加オプション料金は含まれておりませんので、あらかじめご了承くださいませ。