熊本 — 武家と火の山の記憶

加藤清正の城、細川家三百年の庭、阿蘇の火と水。武家九州の記憶と火の山の風土を、一日でゆったりと辿る旅

BLACK CASTLE, GREEN GARDEN

黒と緑のあいだに — 火の国の武家の時間

熊本に立つと、まず黒が目に入る。城の下見板に塗られた漆の黒、武者返しの石垣に落ちる影の黒。加藤清正がこの城を完成させたのは1607年、戦国の余熱がまだ残る時代だった。

城を降り、水前寺成趣園に入ると、世界は緑に変わる。東海道五十三次を縮めた池のほとり、富士を模した築山が静かに座っている。1671年、三代綱利の代に完成したこの庭は、戦の時代を抜けた細川家が、京の文化を肥後の土に植え直した記録でもある。

1877年、城は西郷隆盛の軍を五十数日食い止め、日本最後の内戦の舞台となった。黒い城は焼け、緑の庭は残った。武の時代が終わり、別の時代が始まった瞬間が、この街には二色で刻まれている。

阿蘇の地下水が街の蛇口まで届く熊本では、火山の記憶が日々の暮らしのなかに流れている。一日の終わりに、その記憶の源である中岳の火口に立つ。黒い城、緑の庭、そして白い噴煙。武家の九州がどんな土地の上に立っていたのかを、三つの色が静かに教えてくれる。

追加可能オプション

 

・阿蘇山上空のヘリコプターフライト

・雲仙・島原国立公園への足のばし

・熊本〜島原フェリークルーズ

・雲仙地獄(地熱地帯)

・伝統工芸工房訪問

・阿蘇カルデラ周辺での乗馬体験

※本ツアー料金にはお食事、追加オプション料金は含まれていませんので、あらかじめご了承くださいませ。