長崎 — 東洋と西洋の交わる日本

歴史と文化、海辺の景観、日本・中国・ヨーロッパの文化が溶け合う、世界に開かれた街・長崎を一日で巡り

  • 日数: 8時間(10:00開始)
  • 料金: お問い合わせ
  • 出発地: 長崎市内ホテル発着

旅の概要

長崎は、日本のなかでもっとも独特な雰囲気を持つ街のひとつです。なだらかな丘陵と美しい湾に抱かれたこの街は、何世紀にもわたり日本が外の世界に開いた「窓」でした。ここでは、日本・中国・ヨーロッパの文化が自然に溶け合い、他にはない空気感を生み出しています。

 

今日の長崎は、歴史と海の美しさ、国際的な遺産、20世紀の悲劇の記憶、そして不思議な静けさが共存する、特別なエネルギーを持つ街です。

 

ルート:長崎市内ホテル → グラバー園 → ヨーロピアン長崎の散策→ 黄檗宗・崇福寺 → 眼鏡橋 → 孔子廟  → 平和公園 → 長崎市内ホテル

ハイライト

  1. グラバー園 — 港を一望する丘の上に立つ、19世紀の外国人商人邸宅群。スコットランド商人トーマス・ブレーク・グラバー旧邸(1863年完成・日本最古の木造洋館)は、明治期日本の近代化を支えた人物の住まいです。
  2. 崇福寺 — 日本のなかの中国禅 — 1629年、長崎の華僑(福建省出身)のため明僧・超然が創建した黄檗宗寺院。明代建築様式を今に残す朱塗りの竜宮門と、国宝・大雄宝殿の華やかな空気は、他の日本寺院とは一線を画します。
  3. 眼鏡橋 — 古都・長崎の美 — 1634年、興福寺の中国僧・黙子如定により架けられた日本最古の石造アーチ橋。二つのアーチが川面に映る姿が眼鏡のように見えることから命名。日本三名橋に数えられる国指定重要文化財です。
  4. 孔子廟 — 長崎の中国文化遺産 — 1893年、清朝の支援を受け長崎の華僑が建立した、中国国外で華僑自身の手による唯一の孔子廟。72体の弟子像と、北京の故宮博物院から貸し出された貴重な文物を併設博物館で鑑賞できます。
  5. 平和公園 — 祈りと黙想の場 — 1945年8月9日の原爆投下を伝える、長崎で最も心に残る場所。長崎県出身の彫刻家・北村西望による平和祈念像(高さ9.7m・1955年完成)は、原爆の脅威と永遠の平和への祈りを象徴します。
  6. ランチ — 長崎の地元食材を使った郷土料理、新鮮な海の幸、または現代的な日本料理をご堪能いただける、厳選された一軒でゆっくりと。旅の中心にふさわしい、特別な午後のひとときをお届けします。

日程

Day 1 — 東洋と西洋が出会う街で — 長崎・一日の旅

丘の上の洋館から、祈りの場まで

  • 10:00 長崎市内ホテル
    ガイドと合流後、専用車両がホテルまでお迎えに上がります。海風を含んだ朝の空気のなか、最初の目的地・グラバー園へと向かいます。
  • 10:30 グラバー園
    港を見下ろす丘の上、19世紀の英国商人たちが暮らした邸宅群へ。日本最古の木造洋館・旧グラバー邸をはじめ、長崎の国際貿易を支えた人々の生活空間が、当時のままに保存されています。明治期の日本がどのように世界と接続していったかを、最も美しい風景のなかで体感していただける場所です。
  • 11:30 ヨーロピアン長崎の散策
    オランダ坂や旧居留地のあたりを、ゆっくりと歩きます。古い石畳、外国人墓地、洋館を改装したカフェ — 明治・大正期の長崎が西洋と結ばれていた時代の空気が、街並みのなかに今も残っています。
  • 12:30 黄檗宗・崇福寺
    朱塗りの竜宮門をくぐれば、日本のなかの中国・明代の世界。国宝に指定された大雄宝殿と第一峰門は、いずれも中国で部材を製作し、長崎に運んで組み立てられた貴重な建築です。中国本土でも残存例が少ない明代建築の意匠を、ゆっくりとご覧いただきます。
  • 13:30 ランチ
    長崎を代表する厳選レストランにて、ゆったりとした昼食のお時間。新鮮な海の幸を中心とした郷土料理、ポルトガル・中国・日本が交わって生まれた長崎独自の味わい、または現代的な日本料理から、お客様のお好みに合わせてご用意いたします。
  • 15:00 眼鏡橋
    中島川のほとりに降り、日本最古の石造アーチ橋へ。橋の上から川面を見下ろせば、二つのアーチが水に映って「眼鏡」になる眺め。たもとの石垣には20個の「ハート型の石」が隠されており、見つけると幸せが訪れると言われています。
  • 15:30 孔子廟
    朱と金に彩られた、長崎のなかの中国。中国国外で唯一、華僑自身の手で建てられた孔子廟であり、72体の弟子像が並ぶ中庭は、まるで中国本土の祠堂に迷い込んだような空気を持ちます。北京・故宮博物院から貸し出された貴重な文物を併設博物館で鑑賞いただけます。
  • 16:30 平和公園
    ツアーのなかでもっとも心に残る場所のひとつ。1955年に完成した平和祈念像の前で、彫刻家・北村西望が込めた一つひとつの意味を、ガイドがお伝えします。1945年8月9日からの長崎の歩みに、しばし思いを巡らせていただく時間です。
  • 18:00 長崎市内ホテル
    長崎の夕景を車窓に、ホテルへとお戻りいただきます。

THREE PRAYERS

三つの祈り — 長崎の空に重なる声

長崎の坂道を歩くと、祈りの形がいくつも入れ替わる。

朱塗りの竜宮門をくぐれば、中国・明代の風が吹く崇福寺。海を渡ってきた華僑たちが、福建の空をここに写した。坂をのぼれば、清朝の支援で建てられた孔子廟。中国国外で唯一、華僑自身の手による廟が、今も静かに賢者たちを並べている。

そして丘を越えた先に、平和祈念像。北村西望が刻んだ右手は天を指し、左手は水平に伸びる。脅威への警鐘と、永遠の平和への祈り。1945年8月9日11時2分、ここに落ちた一発が、街の時間を分けた。

仏教の禅、儒教の徳、そして核の記憶。

長崎は、ひとつの宗教にも、ひとつの物語にも収まらない。海から来たものを拒まず、迎え入れ、自分の景色に変えてきた街。
だからここでは、祈りはいつも複数形だ。

港に流れる風が、それらの声を、今日も静かに混ぜている。

追加可能オプション

 

  • 湾の眺望付き温泉
  • 長崎湾上空のヘリコプターフライト
  • 出島歴史散策
  • 長崎歴史文化博物館
  • 長崎湾サンセットクルーズ
  • 隠れキリシタン関連史跡
  • 軍艦島

実用情報

開始時刻/所要時間
10:00/8時間
料金に含まれるもの
・プライベート車両による移動
・プロフェッショナルガイドによる同行案内
・入場チケット

※本ツアー料金にはお食事、追加オプション料金は含まれていませんので、あらかじめご了承くださいませ。