ひらがなを書く

墨を磨り、白い紙に最初の一筆を置く。その瞬間、意識は静かに一文字へと集中していきます。

  • 所要時間: 約120分
  • 場所: 京都
  • 定員: 1〜8名
  • 料金: お問い合わせ

体験について

世界遺産・上賀茂神社への作品奉納をはじめ、京都とパリを拠点に活動する書家・國廣沙織。その指導のもと、日本語の美意識を体現する「ひらがな」の世界に触れます。

ひらがなは、漢字を崩して生まれた日本独自の文字です。平安時代には和歌や物語文学とともに発展し、『源氏物語』や『枕草子』を生み出した文化の礎となりました。その柔らかな曲線には、日本人が育んできた繊細な感性や美意識が今も息づいています。

本体験では、単に文字を書く技術を学ぶのではなく、ひらがなの成り立ちや歴史、書体の変遷を辿りながら、一文字一文字に込められた美しさを読み解いていきます。筆の運び方や余白の捉え方、線の強弱など、日本の書が大切にしてきた表現にも触れます。

会場となるのは、京表具の工房、大正時代の京町家、そして南禅寺塔頭。京都の歴史と文化が息づく三つの空間で、それぞれ異なる趣と学び方をお楽しみいただきます。

書く題材は、ご自身の名前、日本人が古くから親しんできた「いろは歌」、あるいは季節の和歌。完成した作品はお持ち帰りいただけます。

筆を持つのが初めての方でも心配はいりません。丁寧な手本と解説があり、書の経験がなくても安心してご参加いただけます。書き進めるうちに、普段何気なく目にしている文字が、まったく違った姿で見えてくることでしょう。

京都の静かな空間で筆をとり、日本語の美しさと向き合う。書を通して、日本文化の奥深さに触れる特別なひとときです。

特徴・見どころ

  1. 五書体で名前を見つめ直す — 篆書・隷書・草書・行書・楷書。同じ名前を異なる書体で書き、漢字の変遷をたどる。
  2. 変体仮名にふれる — 1900年まで使われた古いひらがな。資料を手に、いまは消えた文字で名前を書く。

コース・グレード

  • ① ひらがなと京表具 お問い合わせ
    ひらがなと京表具:京表具工房「光誠堂」にて。名前を書き、表装工房を見学。英語ガイド付・1〜8名。裏打ち/掛軸仕立てのオプションあり
  • ② 名前と季節の手紙、日本茶付き お問い合わせ
    名前と季節の手紙、日本茶付き:大正の京町家の茶室「〇間」にて。五書体の名前、または季節の挨拶文。季節の水出しブレンドティーと菓子付・1〜4名
  • ③ ひらがなと坐禅(南禅寺塔頭) お問い合わせ
    ひらがなと坐禅:禅宗最高位・南禅寺の塔頭「最勝院高徳庵」にて。僧侶の坐禅指導のあと、いろは歌・百人一首・変体仮名で名前を書く。1〜4名

実用情報

会場
① 京表具工房「光誠堂」
② 大正の京町家・茶室「〇間」
③ 南禅寺塔頭「最勝院高徳庵」
※コースにより会場が異なります。
料金に含まれるもの
・書道道具一式(手ぶらで参加可)
・書家による指導・解説
・コース②は季節の水出しブレンドティーと菓子付
対象・お座席について
参加は10歳以上(18歳未満は保護者同伴)。コース②③は和室で行いますが、正座が難しい方には座布団・椅子をご用意します。
ご予約
各コースで会場・所要時間・予約期限が異なります(3〜7日前まで)。料金・空き状況は予約時にご確認ください。