座禅と茶の湯

大徳寺塔頭・大仙院。非公開の茶室「㘞亭」での座禅と、和尚自ら点てる一服。

  • 所要時間: 約90分
  • 場所: 京都
  • 定員: 1〜6名(1組)
  • 料金: お問い合わせ

体験について

大仙院は、大徳寺を代表する塔頭のひとつ。
大徳寺は臨済宗大徳寺派の大本山であり、室町後期から桃山時代にかけて、茶の湯、水墨画、連歌、庭園など、東山文化以後の禅院文化を牽引してきました。

一休宗純、村田珠光、千利休――。
日本の茶の湯を形づくった人々の系譜は、この禅の道場と深く結びついています。

体験は、通常非公開の茶室「㘞亭」を貸し切って始まる。和尚の所作にならい、半跏あるいは結跏で坐し、息を整える。集中が途切れたとき、客は合掌でその旨を伝え、和尚が警策(きょうさく)で背中を打つ——叱責ではなく、目を覚ますための一打である。言葉を交わさず、ただ坐る。三十分前後の時間が、長くも短くも感じられる。

座を解いたのち、その場で和尚自ら茶を点て、客に出す。茶碗を手にしながら、座中に去来したことを和尚と語る。これは余興ではなく、座禅の延長としての一服であり、禅と茶が同じ精神の上にあるという当寺の在りようを、最も端的に示す時間である。

最後に、国宝の方丈と特別名勝の枯山水庭園を、和尚の解説とともに歩む。蓬萊山に発し、滝となり、川となって大海に至る——一連の石組と白砂は、人が生まれ、流れ、還る道筋として読まれてきた。室町の襖絵(相阿弥・狩野元信・狩野之信)とともに、室町から桃山へと連なる禅院美の精髄に触れる時間である。

特徴・見どころ

  1. 非公開の茶室での座禅 — 通常は一般に公開されていない茶室を、この体験のためだけに特別に貸し切りで開きます。
    和尚の所作にならい、静かに合掌し、警策を受ける――。
    観光では触れることのできない、寺の内側に流れる静かな時間と禅の空気を体感していただきます。
  2. 和尚が点てる一服 — 座禅を終えた後は、和尚自らが一服の茶を点て、客人へと振る舞います。
    禅と茶をひとつの流れとして捉える、大徳寺ならではの静かなもてなし。
    湯の音と抹茶の香りに包まれながら、心を整えるひとときをお過ごしいただきます。
  3. 国宝・方丈と枯山水庭園 — 国宝・方丈、特別名勝に指定された枯山水庭園、そして室町時代の襖絵。
    和尚の解説とともに、静寂の中に息づく禅の美意識と、室町から桃山へ続く禅院文化の世界を辿ります。

コース・グレード

  • 座禅と抹茶 お問い合わせ

実用情報

料金に含まれるもの
・住職による座禅指導
・非公開の茶室貸切
・和尚が点てる薄茶(一服)
・国宝の方丈・特別名勝の枯山水庭園の案内
・専属通訳の同行
予約
7日前までのご予約を推奨。
予約確定後のキャンセル料:
・当日〜2日前:100%
・3〜14日前:50%
・15日前以前:無料
服装
平服可。座禅のため、足を組みやすいゆったりとした服装、または膝の隠れるボトムスを推奨。スカートの場合はスラックスのご用意を。
撮影
座禅・点前の最中は不可。庭園および方丈の撮影は和尚のご了承の範囲内で可能です。襖絵・庭園の写真は二次使用が禁じられています。